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サイドにあるシフトキーを使うことで花配列をもう少し楽にできないか試す

花配列 に少し慣れてきたが、慣れても解消されない違和感がいくつか残っている。 右手小指側に1キー分ホームポジションから外に外れる文字があり、花配列で手首が怠惰になっているため、手首を全く動かさずに打とうとすると打ちづらい。「ー」「り」「え」 がそれに当たり特に「え」はつらい。 半濁音を入力するために4回も打鍵する必要があり打ちづらい。 使用頻度が低めの小書き文字「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぉ」の位置が覚えづらい。 「っ」「ゃ」が割り当てられているYキーの位置が 遠く感じる。 大抵は狭い範囲で入力が完結できてしまう花配列のせいで手首が怠惰になってしまったことに起因する。 1番目については月配列など中指シフト系配列に共通する悩みであるらしく、薬指にもう一つシフトキーを増やしてシフト面を増やしたり、数字段にも文字を割り当ててみたりという試みをされている方がいる。どうせシフトキーを増やすのだったら左右サイドにある本物のシフトキーを使ってしまえば新たに潰すキーもなくて良いんじゃないかと思ったのでやってみた。mozc、Google日本語入力のローマ字テーブル定義をいじる方法では実現できないので、DovrakJを使って実現する。DvorakJの花配列定義ファイルに下記の設定を追加した。 /* [shift] + 文字キー */ -shift[ | | | | | | | | | | | |ぇ| ぴ| |え|ぽ| ぺ |や| |ぅ| |い| | | あ|ょ|ゅ|ゃ| | ぱ |ぷ|ー|り|お| | | う| |ぁ| |ゅ|ぃ|っ|゜|ぉ| |ぇ| {shift}| ] 実際のDvorakJ定義ファイルはこちら⇒ ダウンロード 以下のような方針でキーを割り当てた。 「え」を内側に移動させるにあたって「ぇ」の入力と同じEキーを使うようにした。 「ひ」「ふ」「へ」「ほ」 の位置に半濁音「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」を割り当てた。「ぱ」は「ぺ」と被るので空いているHキーに割り当てておく。 小書き文字を入力可能なキーを追加した。キーの位置は「あ」のキーと同じ位置に「ぁ」を、「い」のキーに「ぃ」を、「や」のキーに「ゃ」をというルールで割り当てた。「ゅ」だけは例外で小書きの「ゅ」と同じ位置に「ゅ」を割り当てた。 3と

花配列のキー配列図を作った

ちょっと変わった日本語キー配列を覚えてみたくなって月配列2-263と花配列を覚えてみた。月配列2-263は1日で覚えることができた。1文字打つのに1〜5秒くらいかかるけれど五十音とその小書きを一通り見ずに打てるというレベルに到達するまで1日。10日間使って月配列2-263がしっくり来なかったので花配列に切り替えたのだが、花配列のほうは覚えるのに3日かかってしまった。 モチベーションが下がっていたとか、覚えたばかりの月配列2-263と記憶が混ざり合ってしまったとか言い訳も考えられるけれど、おそらくは花配列に大きく見やすいキー配列図が存在しないというのが覚えるのが困難な最大の理由だったと思う。ネットで見つかるのは考案者、冨樫雅文さんが公開されている 607✕197ピクセルのモスキートノイズでモヤモヤした画像 のみ。紙に大きく印刷してもどの文字が書かれているか判別するのに数秒かかってしまう。 しょうがないので作成したのがこの図。当初はプリンターでラベルシールに出力してキートップに貼ってやろうかとまで思っていたのでキーサイズは現物に近いサイズで描いてある。InkScapeで作られたSVGファイルになっているのでもし花配列を覚えようとする方がいらしたら修正して使ってください。 InkScape SVG形式の配列図 ダウンロード (右クリックして保存のこと) 小さめのPNG画像↓   花配列は仮名漢字変換ソフトのアルファベット定義ファイルを変更することで実現した。mozc定義ファイルは こちらのブログ からダウンロードさせてもらった。

日本語文章の1文字置きの2-gram頻度の調べ方

JISかなより楽な新しい日本語キー配列を一つ覚えられないかなといろいろ物色し、薙刀式配列を開発している大岡俊彦氏のブログも読んでいたのだけど、 【薙刀式】1文字置きの頻度転がってないかなあ というエントリを見かけた。 割と簡単に数えられそうな気がしたのでやってみた。 サンプル文章として使ったのは2月1日から2月9日までの 大岡俊彦氏のブログのタイトルと本文、26,827文字(改行・スペース込み、geditエディタが数えたもの)。Linux上で処理してしまったのでWindowsではここまで簡単に進まない。 まずはkakasiを使って漢字をひらがなに変換しておく。 $ kakasi -JH -KH -iutf8 < ブログの文章.txt > ひらがな文章.txt ひらがなに直したデータはこんな感じ。 ひらがな文章.txt(ダウンロード) 。ここでエディタから読めない文字があると警告が出ていたけどとりあえず無視して進む。 ひらがなに変換した文章を1文字置きに2文字づつ出力する自作rubyスクリプトに通す。更にパイプで五十音順並べ替え、カウント、個数順並べ替えと既製の標準的なUNIXコマンドを使って処理する。 $ ruby ichimoji.rb < ひらがな文章.txt | sort | uniq -c | sort -nr > 結果.txt それで得られた結果がこれ。 結果.txt(ダウンロード) [LF]という文字列は改行を表している。合計31,452個の組み合わせとなった。 Excelなど表計算ソフトで読み込む場合は8カラムの固定幅データとしてインポートするといい。 改行の絡むものは除いて、 トップ20はこのような顔ぶれ。 131, てる, 0.42% 121, な。, 0.38% 106, うう, 0.34% 104, しい, 0.33% 98, しう, 0.31% 94, のん, 0.30% 91, いい, 0.29% 89, なか, 0.28% 87, っい, 0.28% 87, うん, 0.28% 83, んう, 0.26% 83, かな, 0.26% 82, の、, 0.26% 82, とう, 0.26% 81, らい, 0.26% 79, んい, 0.25% 78, んん, 0.2

UbuntuでAMD Ryzen 5 2400Gを使うのは少なくともUbuntu 18.10がリリースされるまでは待ったほうがいい(18.10でも駄目みたい・19.04なら大丈夫そう)

起動中にフリーズしてしまう。Linuxカーネルやドライバがまだ対応できていないようだ。 マザーボードはASRock AB350M-HDV。 レスキューモードなら起動する。起動するのはレスキューモードのカーネル起動オプションのnomodesetが効いているらしく、通常起動でもnomodesetを付けると普通に立ち上がる。カーネルモードセッティングが無効化されるというオプションらしい。 /etc/default/grubのGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTパラメータにnomodesetを追加してgrub-updateを実行すると次回から反映される。 これで起動は失敗しなくなるが、1日に1回ほどフリーズする。フリーズはFirefox使用時に発生する。動画再生などGPUに負荷がかかる作業の時のフリーズが多い気がする。フリーズ時、ログに痕跡は残っていない。 他にもサスペンドすると復帰できないという問題は残っている。glxinfoで見る限りGPUの名称は認識されていない。 同様の症状はPhoronixのフォーラムなどで議論されていた。そのうち解決策が書き込まれるかもしれない Phoronix Forum - Ryzen 2200G Still Not Reliable in 4.18rc2, when will it work? 他に疑わしいことはないのか 起動しない時のログを見ると「Namespace lookup failure, AE_NOT_FOUND……」というエラーが派手に出ており、不具合はそれのせいかと思って調べたが、とりあえずこのエラーは立ち上がらないこととは無関係らしい。マザーボードのファームウェア側の問題らしいので、新バージョンが出たらアップデートしてみる予定。 Mesa 18.2とLinux 4.17で安定して稼働するようになるらしい Phoronixの記事によると、Mesa 18.2とLinux 4.17で安定して稼働するようになるらしい。Ubuntu 18.04 LTS は標準でMesa 18.0とLinux 4.15の組み合わせ。 Phoronix - Raven Ridge With The Ryzen 5 2400G On Mesa 18.2 + Linux 4.17 Is Finally Stabl

直管蛍光灯型LEDを導入する時はソケットの角度にも注意

デスクスタンドの直管蛍光灯を直管蛍光灯型LEDに取り換えてみた。アイリスオーヤマのLDG15T・D・5/7V2という製品。15型でRa83の昼光色、全光束750lm、消費電力4.9W。グロースターター式の蛍光灯機器に改造無しでそのまま取り付けられる。  Amazonのレビューを読んでから買ったのだけど、格段に明るくなったという感想を抱く人もいれば、思ったほど明るくないという感想を抱く人もいた。自分はちょっと明るくなった気もするけれど大体同じくらいかなと思った。実際どうなのか照度計で確認してみた。 計測方法   蛍光灯スタンドの高さを蛍光灯の下端と直下に置いた照度計のセンサー面の間隔が500mmになるよう設定。照度計を蛍光灯の管の長軸と垂直な方向に100mmずつ机上を動かして測定した。蛍光灯の直下が0mmの原点。  比較対象にした蛍光灯は使い古しのパナソニック製FL15ENW、ナチュラル色、全光束970lm、15W。  使用した蛍光灯スタンドは三洋電機 KS-1501N けい光燈卓上スタンド、消費電力19W。 結果  大体の領域で蛍光灯よりも蛍光灯型LEDのほうが1,2割明るいという結果になった。しかしスタンド直下は普通の蛍光灯のほうが1割ほど明るい。不思議に思ってマイナス方向(スタンドの奥方向)にも照度計を動かしてみたが蛍光灯との差はさらに開く結果となった。  蛍光灯とLEDの明るさの比が最も大きくなるのは距離600mmの位置でLEDのほうが約26%明るい。  蛍光灯型LEDを観察してみると「ランプ裏側」という刻印があり、表と裏が存在する。全光束を比較すると蛍光灯型LEDは蛍光灯より220lm少ないが、光を表側に集中することで明るさを補っている。うちの蛍光灯スタンドに取り付けると、その裏側が真上から45度ほど傾いた位置に来ていた。つまり蛍光灯型LEDの表側も真下方向ではなく45度ほど傾いたほうを向いているということらしい。スタンドの真下方向はLEDの正面から45度ほどずれた方向だということになる。正面から45度以上ずれると蛍光灯型LEDは蛍光灯に劣るようだ。  蛍光灯のソケットは角度が調節できないので、このずれは直せない。蛍光灯のピンを差し込んでから90度回して固定するよくあるタイプのソケットだとソケットの切り欠きの方向が最も光量の

物干し竿を流用した雪下ろし棒の自作(836円)

今年の北陸地方は雪が多めで、できればそろそろ屋根の雪下ろしをしたいところ。 登るのは危険で面倒なので、できれば地上から何とかしたい。近頃はホームセンターに行けば4,5mもの長さのスノーレーキ(ルーフレーキ)が売られていて、それを使えば楽そうである。みんな考えることは同じでどこのホームセンターに行っても売り切れていた。 しかし、ホームセンターで売ってるものを組み合わせれば似たようなものを作ることはできそう。予めネットでスノーレーキを調べていて 、便利そうに見えたのがこの手の雪下ろし棒↓。 Blizzard Hacks: Build a Clever Avalanche Roof Rake https://makezine.com/2015/02/05/blizzard-hacks-build-a-clever-avalanche-roof-rake/ これが作れれば嬉しい。スカンジナビア半島の人が発明したもので“avalanche” roof snow removal tool、雪崩式屋根雪除去ツールと言うそうだ。国内でも何人か似たようなものを作った人がいた。 作るには長い棒と先端につけるコの字型の金具、雪を滑らせるシートが必要そうである。 良さそうな棒を探して見付けたのが物干し竿4〜5m、外径29mm,お値段2000円弱。それなら家にあるので買わなくてもそれを使えばいい。他に売っていた長い棒は大抵重たくて振り回せそうになかった。 あとはそれにくっつきそうなコの字型金具。それには壁に棚を作る時に使うL字アングルブラケットを2個組み合わせて使うことにした。物干し竿との接続にはガス管などの配管に使うU字ボルト2個を使う。物干し竿を除いた部品総額836円。 あとはこれに雪を滑らせるシートをくっつければ良さそうだが、とりあえずシート無しで使ってみたら上の動画のようにちゃんと雪が落ちてくる。しかもちょっとやそっとでは壊れなさそうな剛性感がある。かなり便利なものが完成した。 作り方 行う工作は物干し竿のさきっちょにコの字型の金具を固定するだけである。 用意するもの L字アングルブラケット180mm 2個 単価375円 U字ボルト 径43mm(内径約33mm)、M6 2個 単価86円 物干し竿 外径30mm、長さ4m 1本 ある物

「書籍において全単語の90%は20ページ目までに出てくる」のか? その2の参考 -副詞など品詞ごとの頻出単語-

  その2 で品詞の比率を見たが、各品詞で具体的にどういう単語が使われているかを確認する。 その2 を見て具体的にどんな単語が使われているんだ?と疑問に感じた人用のデータ。特に何か結論があるわけではないが、どの作品でもよく使われる副詞や助詞が同じなのか、異なっているのか確認できる。  よく使われる副詞を眺めてみると、その作品の空気が割と再現されている気がする。 頻出する副詞 細雪 上巻 私本太平記 幼女戦記 Re:ゼロ 読売新聞 単語 度数 単語 度数 単語 度数 単語 度数 単語 度数 そう 316 まだ 87 そう 78 そう 114 さらに 11 又 114 もう 83 実に 48 どう 59 初めて 10 もう 97 すぐ 69 どう 44 まだ 45 どう 8 どう 85 そう 62 なにしろ 39 もう 40 いつも 7 まだ 76 又 56 本当に 32 ちょっと 35 次々 7 よく 69 やがて 49 まあ 31 初めて 32 特に 7 ちょっと 67 どう 45 何故 28 かなり 29 よく 6 いつも 55 よく 43 全く 28 さらに 24 まず 5 こう 48 ふと 33 当然 24 なんで 20 最も 5 まあ 45 つい 32 要するに 24 わずか 20 あまり 4 ああ 30 もし 30 すでに 22 思わず 20 かなり 4 きっと 25 すでに 29 はっきり 20 たぶん 19 しっかり 4 つい 24 こう 24 極めて 20 げに 18 そう 4 却って 24 なぜ 23 ともかく 19 どうにか 17 ちょっと 4 暫く 24 ついに 21 まだ 17 そろそろ 16 もう 4 決して 24 きっと 19 あまりに 16 とりあえず 16 少し 4 少し 23 さらに 19 最も